血圧はどうやって測るの?|東京ウエスト動物病院|東京都小平市学園東町の動物病院

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血圧はどうやって測るの?

  • 2024年2月19日

人間と同じように、犬や猫も病院で血圧を測ることがあります。
よく「血圧ってどうやって測るのですか」と聞かれることがあったので今回は犬猫の血圧についてお話したいと思います。
人では腕にカフを巻いて測りますが、動物は前肢、後肢、尾がある子は尾にカフを巻いて測ります。

当院では犬の平均は最高血圧が155mmHg以上で高血圧、最低血圧が63mmHg以下で低血圧、
猫では最高血圧が140mmHg以上で高血圧、最低血圧が48mmHg以下で低血圧 と診断しています。

人は一回で数値が出ますが、犬や猫は興奮して動いてしまうため、一回では正確な数値が測れません。ですので数回測定してその平均値を使用します。

高血圧になると、血管にかかる負担が大きくなるため目の中で出血して網膜剥離を起こしたり、腎臓の機能が低下したり心不全や不整脈、発作などの神経症状を起こしたりします。

高血圧になる原因は様々ですが、内分泌疾患、腎臓病、心臓病などが主な原因となります。

特に犬ではクッシング症候群が原因となることが多く、猫では腎不全、甲状腺機能亢進症が原因となることが多いです。

逆に低血圧になると、倦怠感、むくみ、多飲多尿、皮膚の乾燥、失神などが見られます。

また猫の高血圧症は腎臓との関連性が非常に高く、実際慢性腎臓病の猫の65%(10頭のうち約7頭)が高血圧だった、という報告もあります。

年を取れば取るほど高血圧症のリスクが高くなるため当院でも定期的な血圧の測定を勧めています。何かお困りのことがありましたらお気軽に病院にご相談ください!

高血圧症は異変に気付きにくい病気ですので、日頃から愛犬、愛猫の体調管理や健康診断などを受けていち早く動物の異変に気付けるようにしましょう!      KS

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