泌尿器科|東京都小平市学園東町の動物病院 - 東京ウエスト動物病院

〒187-0043 東京都小平市学園東町29-43

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泌尿器科

Urology

こんな症状ありませんか?

  • トイレで構えるが尿が出にくい、出ない
  • トイレの回数が増えた
  • 尿が赤い
  • 尿のにおいが変わった(くさい、においがない)

泌尿器科

よくある病気

Common illness

いぬ

膀胱炎

膀胱炎は頻尿や血尿を特徴とします。膀胱内の細菌感染や尿石による刺激で膀胱の粘膜が厚くなり、膀胱が大きく膨らむことができなくなります。そのため、膀胱内に尿を貯めておけなくなり、頻尿となります。尿中の感染がある場合は抗生剤での治療が必要です。膀胱の奇形や尿石が原因の場合は外科的な治療が必要になることもあります。

尿石症

尿路系に石ができてしまった状態のことです。膀胱炎の原因になったり、膀胱炎がひどくなることもあります。腎臓や膀胱で形成された尿石が尿管や尿道に転がってしまい、尿の出口を塞ぐことで急性腎不全の原因になることもあります。大きくなってしまった結石については、手術で摘出する必要があります。術後はフードの変更やサプリメントを用いることで結石の形成を予防していくことが必要です。

尿石症

尿石症

膀胱腫瘍

膀胱腫瘍はその発生由来(粘膜や筋肉など)によってさまざまなタイプがあります。最も多いのが膀胱粘膜上皮由来の悪性腫瘍「移行上皮癌」です。膀胱の腫瘍が疑われたら、この腫瘍を始めとして悪性腫瘍(癌)か否かのチェックは重要です。
初期症状は頻尿や血尿で膀胱炎を患っている時とよく似ていますので、尿検査、レントゲン検査、超音波エコーなどで初期病変を見逃さないことが重要です。移行上皮癌は膀胱の中でも膀胱三角部に最も多く発生します。今は抗がん剤として使える良い薬がありますので、良い経過を辿る子は増えています。

ねこ

特発性膀胱炎

猫の特発性膀胱炎は、血尿を主訴として猫の下部尿路疾患の60%を占めていると言われています。ストレスが関与していると考えられており、生活環境の改善が必要となることは多いです。また、サプリメントやフードの変更を行い、心を落ち着かせてあげる工夫をしていくことで症状の緩和を促していきます。

慢性腎不全

猫は犬に比べ、慢性腎不全に罹患する可能性が非常に高いです。血液検査、尿検査、レントゲン検査、超音波エコー検査を駆使して、腎臓機能を評価していきます。初期の対処はサプリメント、フードの変更がメインとなります。血圧の上昇や腎臓からのタンパク質の漏れが見られた時は対応する内服薬を処方致します。進行すると尿の本来の黄色味は減り、きれいな水のような無色透明に、猫の尿臭は減り無臭になっていきます。脱水が進み、飲水だけでは体の水分が維持できなくなると日常的な点滴が必要になります。

尿管結石

尿管結石

猫でも尿管に結石が作られることがあります。痛みを訴えて苦しそうな表情、態度を見せます。

うさぎ

血尿

兎の尿はカルシウムを多く含んでいるため、正常でもやや白濁し、尿の色も黄色~オレンジ色に見えるのが通常です。たまに、血尿ではないかと思うほど赤い色の尿が出ることがあります。これは赤茶色のポルフィリン色素によるもので病気ではありません。
病気では、膀胱炎、膀胱結石、膀胱腫瘍、子宮内膜炎、子宮腺癌、血液凝固異常のDICなどで血尿が見られることがあります。

治療の特徴

Treatment features

徹底的な検査体制

頻尿や血尿などのよくある症状でも、尿検査や超音波エコー検査を用いて、原因の特定に努めます。原因が判明したら適切な治療を提案致します。
当院は尿管結石など繊細な手技が求められる手術にも対応しています。

専門機関との連携

状態を見極め、高度な検査・治療が必要な場合は泌尿器専門機関への紹介又は連携をとりながら治療を進めていきます。

診察・治療の流れ

Course of treatment

01問診

どのような症状が、いつから、どのように進行してきたかを伺います。泌尿器系の病気では、水を飲む量や尿の量、また、尿の色やにおいなどに注意してお伺いしています。

02身体検査

全身の身体検査の他、腎臓や膀胱をお腹の外から触り、形や大きさの異常がないかを確認します。

03検査

レントゲン検査、超音波エコー検査、尿検査を用いて、腎臓や膀胱の状態を確認します。各検査で異常が見られた時には血液検査などさらに細かい検査を行うこともあります。

04治療

腎臓や膀胱の疾患は、初期であればフードを変更することで対応できる場合があります。症状が重度になると入院下での集中内科治療や外科手術が必要になることもあります。
退院後の術後のケアとして、予防のためのフード類の選択は大切です。

膀胱内に結石があったり、腫瘤が確認され、手術が必要な場合には、術前検査の結果に基づいて作成した麻酔プロトコールに従って、全身麻酔下で実施します。
術前・術中・術後は、鎮痛処置、急性腎不全の予防、循環血液量や血圧の維持のための静脈点滴を行います。
術後は酸素ルーム下に1~2時間ほど置き、麻酔から覚める状態を観察・確認していきます。摘出した物については、成分分析や病理検査に回して病態の把握、予防につなげていきます。

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