眼科|東京都小平市学園東町の動物病院 - 東京ウエスト動物病院

〒187-0043 東京都小平市学園東町29-43

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眼科

Ophthalmology

こんな症状ありませんか?

  • 眼が赤い、白い
  • 目ヤニや涙が多く、目が汚い
  • 目を細めて開けにくそう、痛そうにしている
  • 目が見えない、視力の低下(ものにぶつかる)

眼科

よくある病気

Common illness

いぬ

柴犬の急性緑内障

柴犬の急性緑内障

目の3大兆候(痛み、失明、目が汚れる)の全てが見られます。急性緑内障は目の内側から外側に向けて強い圧力がかかり、発症と同時に失明と激しい眼痛が出る病気です。近年、特に柴犬には多いとされています。
視力を回復できる可能性が高い時には積極的な緊急治療(点滴、注射、点眼、エリザベスカラー)が必要です。目の白濁(角膜の浮腫)、黒目の広がり、白目の部分が真っ赤になる、眼圧の上昇(目が硬くなる)、目をつぶる(痛みのため)などが見られます。

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強膜炎

強膜炎

白目の粘膜の下層にある強膜に炎症を起こすのが強膜炎です。症状は目の痛み、充血、しばしば虹彩毛様体炎を併発します。また、隣接する角膜にも炎症が及び、新生血管の侵入や角膜実質の混濁が見られます。また、重度な場合には角膜潰瘍を伴うこともあります。
強膜炎の治療では、副腎皮質ステロイドの点眼、重症の時は結膜下注射や全身投与も行われます。

涙やけ(流涙症)

涙やけ(流涙症)

涙が目元の毛に付き乾いて涙の蛋白質が変性着色したもので、目頭部に茶色っぽくスジ状になります。これが『涙やけ』と言われるものです。毛が白い子ではより目立ちます。
もともと涙の分泌量が多い子もいますし、何らかの病的状況があり、そのために涙が出る場合もあります。生まれつき涙点がない子もいます。ふだんからウルウル目だったり、広い範囲で目の下側や周りの毛がぬれることもあります。

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ドライアイ

涙の量が減ってしまうものがドライアイです。涙の減る量には極めて軽度なものから重度なものまで様々です。ふだんから赤目、ショボショボ感、目を開けずらいなどの症状に気づきます。慢性になると黒い色素や血管で目の表面(角膜)が覆われてしまいます。

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白内障

白内障

白内障は病的に水晶体が混濁し透明性が低下した状態のことをいいます。白内障により出てくる問題にはブドウ膜炎、視力低下、失明があります。また白内障の進行により水晶体脱臼、水晶体起因性ブドウ膜炎、続発性急性緑内障、網膜剥離などを伴うこともあります。白内障だけでは痛みを生じることはありませんが、ブドウ膜炎など合併症の多くは目の痛みを生じさせ、強い眼内痛や体調の悪化に繋がることもあります。

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角膜穿孔

角膜穿孔

外傷や角膜の潰瘍がひどくなり角膜が裂けたり、破れたり、穴ができることがあります。このような状態を角膜穿孔といいます。目は張りがなくなりしぼんで虚脱状態となり、激しい痛み、目の内容物(房水、虹彩、水晶体など)が出てきたり、眼内感染が起こることもあります。

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チェリーアイ

チェリーアイ

第3眼瞼腺の逸脱した状態で、チェリー(サクランボ)のような赤く丸い物が目頭部に見えるようになります。結膜炎を伴います。チェリーアイは第三眼瞼の根元の付け根組織が先天的になかったり、少なかったりすることで起こるようです。
通常は外科的に治療します(逸脱した腺を元の位置に戻す当院独自のテクニック、リーポズィション法(Reposition法)を用います)。切除してしまうとドライアイを発症させることにつながりますので、切除はしません。

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突発性後天性網膜変性症(SARD、サード)

突発性後天性網膜変性症は2~3日で、突然目が見えなくなる病気です。目の痛みはありませんが、急に発症する(失明)ことから犬の行動や態度に変化が出て、飼主は気づきやすいです。原因はまだ特定されていません。
治療法は確立されていませんが、アプローチは色々と試みられています。

突発性後天性網膜変性症(SARD、サード)

図には、本症の特徴、失明してぶつかる、瞳が拡がる(散瞳)、ミニチュアダックスに多い、痛みはない、比色対光反射試験は有用、正常な眼底像を示す、網膜電図(ERG)検査では反応はなくなるを示しています。

ねこ

角膜分離症

角膜分離症

猫の角膜分離症は、世界的には短頭種の猫に多く、また、日本猫にも多く見られます。この病気は角膜の代謝性疾患で、多糖体や鉄の貯留(代謝異常)が進む疾患です。進行し慢性経過に至った場合は、黒くなった角膜病変部(ミイラ変性部)がたまたま取れて治癒に向かうこともあります。でも、そうなることは稀なことです。この黒くなった異物(角膜のミイラ変性部)は正常な角膜組織とのつながりは強く、なかなか取れにくいものです。基本的には外科的な切除が必要な病気です。

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マイコプラズマフェリス陽性の角結膜炎

猫のマイコプラズマフェリスの感染により発症します。新生子期に感染し角膜と結膜の両方にひどい炎症が起こると、潰瘍となった角膜や炎症を起こした結膜が接触することで癒着することもあります(眼球癒着)。成猫では角膜炎と結膜炎の再発を繰り返すことが特徴的です。
治療は点眼薬や痛み止めの注射薬、内服薬で対処します。

白内障

白内障

猫にも白内障は見られます。生後数ヶ月のとても若い子では進行が早く、白内障手術が必要になる子もいます。成年期~シニア期に至るまで白内障が見られることはあります。犬やウサギに比べて点眼での予防は期待できることが多く、当院では積極的に予防を勧めています。

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うさぎ

白内障

白内障

兎にも白内障は見られます。目の中が白くなることで気づくことがあります。ブドウ膜炎のため、軽度の赤目や低眼圧が見られることもあります。背景にエンセファリトゾーン[寄生虫(原虫)]の感染症がないかの確認は必要です。
白内障の初期であれば、点眼薬で対処することは多く、当院では積極的に予防点眼を勧めています。進行すれば、白内障手術が必要になる子もいます。

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緑内障

緑内障

高眼圧のため目は腫大し、白目の血管の怒張で強い赤目状態になります。痛みのため目を細めたり、食欲が落ちたり、動きが緩慢になったりすることもあります。

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ブドウ膜炎

ブドウ膜炎

感染症のために強烈なブドウ膜炎が引き起こされることがあります。目の中の痛み、低眼圧、赤目、白内障などが見られます。背景にエンセファリトゾーン[寄生虫(原虫)]の感染症がないかの確認は必要です。

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治療の特徴

Treatment features

充実した高度な検査体制

犬、猫、兎以外にも鳥やモルモットなどでも診察は行います。様々な検査に対応するため、スリットランプ、フルオール試験、涙液量測定、眼圧計、比色検査用ランプ(メラン100)、眼底カメラ、網膜伝図(ERG)検査などの機器を備えています。
また、画像ファイリングシステムを導入しています。例えば、10年前の画像と今の状態をビジュアルに比較できます。

確かな治療効果

セカンドオピニオンでご来院いただき、今まで改善が見られなかった症例にも対応しています。チェリーアイの再発、白内障手術(犬、猫、兎)、急性緑内障、角膜穿孔で失明寸前など、手術が必要な場合にはそれらに対応できるだけの器材、経験、知識も揃っており、入院治療に対するケアも充実させています。
眼科系の手術器材については、最新の超音波乳化吸引装置を始め、手術用顕微鏡、その他専用の器材類を導入しています。

最新治療の学修

院長は、大学での教育・研究、執筆、国内外での講演、日本獣医生命科学大学の動物医療センターでの14年間の眼科、外科診療担当をベースに、開院歴23年にわたる眼科診療の実経験を積んでいます。現在でも、英国、米国の学会に籍を置き、新しい情報の習得に努めています。

診察・治療の流れ

Course of treatment

01問診

どのような症状が、いつから、どのように進行してきたかを伺います。目以外の病気が原因となっていることもありますので、体調や普段の様子についてもお聞きしています。

02身体検査

眼以外にも口の状態や顔周り、また全身の状態などをチェックしていきます。検査機器を使う前に眼の運動性や神経反射なども確認していきます。

03検査

眼科検査

眼科の検査では、角膜・粘膜・涙点の有無・前房・水晶体・硝子体・網膜のほか、目の周囲の組織(瞼、まつげ、皮膚など)、左右目の比較、角膜の傷の状況、涙液量測定、眼圧測定、視神経・網膜の観察など、状況に応じた検査をご提案します。超音波エコー検査装置を使って眼の内部構造を調べたり、網膜電図を使って網膜の働き具合、状態を調べることもあります。

眼以外にも口の状態や顔周り、また全身の状態などをチェックしていきます。検査機器を使う前に眼の運動性や神経反射なども確認していきます。

04治療

眼の病気は眼の不快感や激しい痛みを伴うことが多く、食欲や元気がなくなってしまうこともあります。目薬を用いた治療は基本ですが、症状が強かったり、全身の病気が関わっている場合は飲み薬や注射薬を併用する場合もあります。

手術が必要な場合には、了解を得た上で、術前検査(目および身体)を行い、術式をご説明し実施致します。白内障手術は、犬、猫、兎で行っています。
術前・術中・術後は、鎮痛処置、急性腎不全の予防、循環血液量や血圧の維持のための静脈点滴を行います。
術後は酸素ルームに1~2時間ほど置き、麻酔から覚める状態を観察・確認していきます。

犬が失明した時に生活環境を整える工夫
  • 家具などの配置を変えない(動線の確保)
  • ドアや家具の角に保護剤を付ける
  • 広めの柵の中に置いてあげる
  • 食事、水、トイレの場所を変えない
  • 食事の時間になったら声をかけたり、優しく触れながら目の前に持って行く
  • こまやかな声掛けをする
  • 急に近づいたり、急に触ったり、急に大きな音を立てない
  • 外に出る時は、リードを付け、溝や段差は避ける
  • 喜ぶ子ならスキンシップをたくさんとり、声かけをし安心、喜び感を与える
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