皮膚科・耳鼻科|東京都小平市学園東町の動物病院 - 東京ウエスト動物病院

〒187-0043 東京都小平市学園東町29-43

サイトマップ
MENU

皮膚科・耳鼻科

Dermatology / Otorhinolaryngology

こんな症状ありませんか?

  • 皮膚をかゆがる、皮膚が赤い
  • フケが増えた、毛や皮膚がカサカサしている
  • 皮膚にベタつきがある
  • 耳がくさい、耳たぶが垂れてきた

皮膚科・耳鼻科

よくある病気

Common illness

いぬ

膿皮症(細菌性皮膚炎)

膿皮症

膿皮症(のうひしょう)は、主に皮膚の常在菌であるブドウ球菌の感染による皮膚炎です。表面性、表在性、深在性の3タイプがあり、犬に多くみられます。その理由は、皮膚が薄い(ヒトの1/6の厚み)、皮膚のpHが細菌の増殖しやすい弱アルカリ性などが挙げられます。発症要因は、品種、年齢、アレルギーなどの他の皮膚病の存在、内分泌ホルモンの異常、腫瘍の存在、ステロイド剤や免疫抑制剤、抗がん剤などの薬剤の使用、高温多湿、不衛生な生活環境、栄養不良、間違ったスキンケア(シャンプー剤の誤選択、過剰なブラッシング)などがあります。体を舐めることで全身に広がるとも言われています。診断は、症状のほか、問診、細胞診検査、類症鑑別をベースに進めます。治療の主体は抗生剤ですが、当院では、治った後の予防方法やケアについてもお伝えしています。マイクロバブルバス&スキンケアはお勧めです。

詳細はこちら

毛包虫症(アカラス、ニキビダニ、毛包虫,デモデックス)

毛包虫症(アカラス、ニキビダニ、毛包虫,デモデックス)

毛包虫は別名で「ニキビダニ」や「アカラス」ともいわれ、毛包内(毛穴)に寄生するダニの一種です。ニキビダニが毛穴(毛包)の中に寄生して起こす皮膚炎で、激しい痒み、かきむしり、皮膚の肥厚、黒色化、多量のフケ、カサブタなどがみられ、二次的な細菌感染も伴います。今では副作用の少ない良い治療方法がいくつも出てきています。甲状腺機能低下症,癌などの免疫が低下する病気が引き金になっていることもあります。

脂漏症

脂漏症はフケやベタつきを主な症状とする皮膚病です。生まれつきの体質です。先天性の脂漏症と後天性のもの(例えば、内分泌異常、アレルギー、アトピー、免疫異常などが影響して起こる脂漏症)があります。シャンプーや保湿剤といったスキンケアを中心に治療を行う必要があります。また、痒みに対しては内服薬や注射薬を併用することもあります。

犬アトピー性皮膚炎

犬アトピー性皮膚炎

犬アトピー性皮膚炎は遺伝的素因を背景とした慢性の痒みを主徴とする皮膚病で、アレルギー反応と関連があるもののうち皮膚の炎症を伴うものを指します。症例の多くは環境アレルゲンに対する抗体を持つだけでなく、ドライスキンなどの皮膚バリア機能の低下を招く体質を持っています。そのため、完治させることはなかなか困難なことが多いのですが、いかにうまく痒みをコントロールして病気とお付き合いしていくかが大切なことです。最近はとても良い治療方法が出てきています。当院では、最新の内服薬や注射薬、マイクロバブルバス、外用薬などトータルなスキンケアを提案しています。

外耳炎

外耳炎

外耳炎は、耳の穴に急性または慢性の炎症が起こっている疾患で、症状は、外耳炎を引き起こしている原因と炎症の程度により様々です。耳垢が多くなり、悪臭を放つこともあります。悪化すると鼓膜の奥にある中耳、さらには内耳にまで広がり、前庭障害(頭部の傾きなど)を起こすこともあります。 原因は、犬アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、細菌、マラセチア(酵母菌)、寄生虫、腫瘍など様々で、検査によって仕分けていきます。

ねこ

好酸球性の皮膚病

好酸球性の皮膚病

好酸球というのは血液の中の白血球の1種で、酸を好む(酸性の色素によく染まる)白血球ということで〝好酸球〟と呼ばれているものです。この好酸球が関与している皮膚病です。痒みが強く、猫は執拗に舐め、時には皮膚を咬み壊すこともあります。
口唇(くちびる)部、頚部~腹部、後肢後面などの皮膚に見られます。時には、口の奥の舌の上に球状の盛り上がりとして見られることもあります。

皮膚糸状菌症

皮膚糸状菌症

皮膚や毛・皮脂腺などで増殖する皮膚糸状菌(カビ)によって引き起こされる病気です。猫の皮膚糸状菌症では痒みはあまり強くないことが多いですが、重症になると全身の毛が脱毛してしまう場合もあります。また、このカビは人間にも移るため、人-動物の共通感染症としても重要な病気です。

心因性脱毛症

心因性脱毛症

心因性脱毛症は過剰なグルーミングやひっかきにより引き起こされる自己傷害性の皮膚病です。原因として生活環境の変化や身体の異常からくる分離不安症などの精神的な背景が関与していると考えられています。原因が特定できないケースもあります。

うさぎ

鼻炎・副鼻腔炎

クシュクシュとくしゃみ、鼻水、鼻が詰まるなどの鼻炎、副鼻腔炎の症状(スナッフル)が出ることがあります。前足で鼻周りを擦ります。パスツレラ菌、ブドウ球菌、ボルデテラ菌、緑膿菌などの細菌感染症です。

治療の特徴

Treatment features

充実した検査体制

当院では、詳細な皮膚病や耳鼻科疾患の検査を行うために、採材、染色、顕微鏡など皮膚科・耳鼻科専用の検査器材を導入しています。必要な場合には、細菌や糸状菌(カビ)などの培養・感受性試験の実施も提案しています。どのような病原体が原因か、どのような薬が効果的かを検査します。得られたデータ(所見)はハードディスクに保存され定時のバックアップ保存を実施しています。

耳鼻科の感染症では有効なネブライザー(噴霧治療)を用いることもあります。呼吸が苦しい時はICU(酸素ルーム)を併用することもあります。

確かな治療効果

セカンドオピニオンでご来院いただき、今まで改善が見られなかった症例についても丁寧な診察、検査をお勧めし確かな治療効果に繋げていけるよう対処しています。

診察・治療の流れ

Course of treatment

01問診

飼主様の気付かれた症状が、いつから、どのように進行してきたかを伺います。皮膚、耳・鼻以外の病気が原因となっていることもありますので、体調や普段の様子についてもお聞きしています。

02身体検査

皮膚病や耳鼻科の疾患は、見た目からある程度、病気を予測することができます。皮膚病変や耳・鼻の症状がどのように見えるか、体のどこに存在するのかは重要な決め手になります。
顕微鏡で好酸球の有無、細菌、カビ、寄生虫などの有無を検査します。得られた所見は大きな診断ポイントになります。好酸球が関与する皮膚病は様々なアレルギーによって発生するという考え方は主流になっています。ここで可能性のある病気を絞ることによって、次に行う皮膚科や耳鼻科の詳しい検査を効率よく行うことができます。

03皮膚科・耳鼻科の検査

身体検査で絞った病気を明確にするために皮膚科や耳鼻科の検査を行います。皮膚表面や少し深い真皮層の細胞を取ったり、毛を抜いて毛根の状態を確認します。耳、鼻についても滅菌綿棒などを用いて深い部位から採材します。
染色して鏡検したり、培養検査や感受性試験を行うこともあります。
各種検査で特殊な皮膚病の可能性が出てきた時は局所麻酔を行い、皮膚の一部を採取し、病理検査に回すこともあります。

04治療

治療の中心は内服薬、外用薬、マイクロバブルバス、ネブライザー(噴霧治療)です。
感染している部分が多い時は全身の毛を刈ることもあります。治療は検査結果に基づき外用薬や飲み薬を使い行っていきます。また、予防処置としてのスキンケアがとても大切ですので、そのことについても提案していきます。
アレルギー、アトピーの場合はノミ・ダニの駆除、シャンプー、マイクロバブルバス、フードの選定、注射や飲み薬による治療などを提案します。
心因性の場合は環境の改善が第一となりますが、飲み薬やサプリメントを併用していく場合もあります。

皮膚疾患の治療サポートの一環としてマイクロバブルバスの導入を行っています。マイクロバブルは微細な気泡のことです。2~10ミクロンの微細気泡を発生させ、ペットの皮膚を洗浄するものです。15分程度の入浴でマイクロバブルが毛穴の奥まで入り込み、老廃物を取り除き、皮膚や古い角質を溶かします。低濃度オゾンの効果で殺菌・消毒も期待できます。多くの犬、猫にご利用いただいています。

当院の皮膚科・耳鼻科の診療では、皮膚や耳・鼻の病変部のほか顔周り、全身の写真を撮り記録することで、治療の経過を常に見える化しています。

手術が必要な場合には、術前検査の後、全身麻酔下で実施します。術前・術中・術後は、鎮痛処置、急性腎不全の予防、循環血液量や血圧の維持のための静脈点滴を行います。術後は酸素ルームに1~2時間ほど置き、麻酔から覚める状態を観察・確認していきます。

topに戻るボタン