スタッフこらむ
STAFF COLUMN
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最近いらっしゃるわんちゃんねこちゃん達に、「ドライアイ」と診断される子が多いと感じます。
特徴的な症状のひとつに「目の中に毛が入っている」ということがあります。当院の眼科検査器具のスリットランプで目を観察すると、肉眼では捉えきれない目の表面(角膜、球結膜、瞼結膜など)や奥(眼球の中)の状態がよくわかります。
診察時にモニターに映った目を見て、飼い主様が「あ、目に毛が入っている!」とおっしゃることがあります。
偶然に入っていたということもあるかもしれませんが、結膜炎や水分の多い涙など涙の質が悪くなると目の表面が乾き気味になり、目に入った毛はそのままそこにひっつきやすくなっています。
ドライアイであるがゆえに毛が張り付きやすい、張り付いてしまう、瞼の奥に毛のかたまりとして溜まってしまうことが増えてしまうのです。
正常な涙が分泌されている場合は、多少目に毛が入ってもそれは目の外に流されやすいものです。
ご自宅で見ていて、この子はよく目に毛がはいっているな~と思うことがあったら、それはドライアイかもしれません。
ドライアイがあると、目の表面に傷ができやすくなったり、メヤニなどの分泌物が多くなったりすることがあります。重度なドライアイになると、目の表面が茶色の色素で覆われ、さらにシビアな状況になると光を失うこともあります。
適切な対処を行うことで目の健康を取り戻してあげることができます。気になる様子がありましたら、ぜひ検査を受けてみて下さい!
SY
ISFM GOLD 認定動物病院
目に毛 ドライアイに強い東京ウエスト動物病院
Web問診はこちら – 東京ウエスト動物病院 TEL:042-349-7661 FAX: 042-349-7662