スタッフこらむ
STAFF COLUMN
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飼っているペットが手術を受けた後や、目や皮膚などの治療の為に、エリザベスカラーを処方されることがよくあります。このカラーは術後の傷口を舐めたり、噛んだりするのを防いでくれたり、目に傷がある子などが手で擦らないようにガードしてくれる非常に有用なものです。
しかし、多くの飼い主様が心配されるのは、「エリザベスカラーをつけるとご飯が食べられない、水を飲めない」という点です。
私の経験では、多くの子たちはエリザベスカラーをつけた状態でも、食事や飲水は可能です。
つけ始めは慣れずに少し戸惑うかもしれません。でも、食べたり飲んだりできることが分かれば、すぐに慣れてくれるケースは実は多いです。
ただし、以下の点に注意して下さい!
*食器の高さを調整する・・・カラーが邪魔をしないように、食器を少し高めにします。
*食器を固定する・・・カラーが食器にあたると動いてしまい、ご飯やお水をなかなか口にすることができません。食器が動かないようガムテープなどで床にしっかり固定する。
*食事、飲水ができているか確認をする・・・設置した量から減っていること(きちんと食べたり飲んだりしていること)を必ず確認して下さい。
エリザベスカラーは、基本的には一時的なものです。ペットの健康を取り戻すための大切なステップです。飼主様の勇気ある理解が欠かせません。この期間をしっかりサポートしていただけたらと思います。
当院では、耳元、首元の通気性を良くするため、熱がこもりにくくなるようにエリザベスカラーの一部に穴を開けることを提案しています。K
やさしく、あたたかい、確かなペット医療を!・・・東京ウエスト動物病院
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