チェリーアイってどんな病気? 治療とケア - 目に強い東京ウエスト動物病院|東京ウエスト動物病院|東京都小平市学園東町の動物病院

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チェリーアイってどんな病気? 治療とケア - 目に強い東京ウエスト動物病院

チェリーアイは瞬膜腺(しゅんまくせん)を固定している組織が先天的に未発達だったり、欠損していたりすることにより起こる病気です。この部分がしっかり固定できていないので、何かのきっかけで瞬膜腺がポコンと出てくるのでしょう。

出てくるとサクランボのような赤い物が目の下に顔を出します。この様子からチェリーアイと呼ばれます。当該部の粘膜が直接空気に触れることで乾燥しやすくなり結膜炎、目ヤニなどの症状につながります。

この病気は手術で治すことができます。
手術に当たり注意すべき点が3つあります。
1.切り取らないこと。間違って切り取ってしまうと、後々ドライアイになってしまう可能性が高くなります。
2.元の位置に戻すこと。瞬膜腺を本来の位置に戻すことで、見た目も結膜炎も改善できます。
3.手術には経験を要すること。術野が小さく、眼球周囲結合組織束といわれる奥深いところに固定しますので、繊細な、細かい手術手技が求められます。また、手技や糸などの器材が適切なものでないとうまく元の位置に戻せなかったり、荒い手技になり、翌日~数週間後に再発したりするリスクは上がってしまいます。

当院での事例(犬と猫)
犬:ミックス(マルチーズxトイプードル)、3ヶ月齢、男の子、2.48Kg
3週間前に左目、昨日、右目もチェリーアイになり、手術を希望され来院されました。まだ若齢で体格は小さく、術野はとても小さいものでした。

手術前のチェリーアイの状態。
左右の目のチェリーアイ発症時期は、ずれていましたが、両目にチェリーアイが見られています。

 

手術から8日目の両目の状態です。チェリーアイはきれいに矯正され通常の状態になっています。

両目とも再発はなく、違和感も涙などが多いこともありません。

 

猫:シンガプーラ、5歳、女の子(避妊済み)、3.35Kg
左目のチェリーアイです。術後7日目ではきれいに矯正されていることがわかります。

 手術について
手術の特徴として以下のようなことが挙げられます。
術野がとても小さいこと、また、術部の組織は非常に柔らかく、傷つきやすい粘膜組織や瞬膜腺であること、そばにはT字軟骨、リンパ組織、眼球(角膜や強膜など)があり、慎重な手術手技が求められます。

柔らかい粘膜組織の切開・はく離、さらに、細い縫合糸を使っての縫合、眼科専用の器具類、糸、拡大鏡などが必要で、手術についての経験、熟練も大事な要件です。当院では、眼球周囲結合組織束に固定するアンカー法(埋没法)を取り入れていますが、長年の眼科手術の経験と多くのチェリーアイ手術事例を診る中で、より再発のない術式へと向上・進化させた方法で手術を行っています。この術式により高い成功率の手術を提供できています。

1泊入院していただき、翌日、チェリーアイの再発がないかなどを確認します。ケアとしては、目薬、抗生剤、痛み止めの処置を一定期間施します。1週間ほどで状態が安定すればカラーを外していつも通りの生活に戻っていただきます。

手術後の注意点
目を搔いたり、何かに擦りつけたりしないように、術後のエリザベスカラーは必須です。また、過度に興奮する、させることもよくありません。落ち着いた環境で過ごしていただくことはとても大切なことです。

Web問診はこちら – 東京ウエスト動物病院 

こちらの記事、眼科の手術系 もご参照下さい。

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