犬・猫の水晶体脱臼とは?|突然見えなくなる原因・症状・治療と手術|東京ウエスト動物病院|東京都小平市学園東町の動物病院

〒187-0043 東京都小平市学園東町29-43

サイトマップ
MENU

トーキョーウエストブログ

TOKYO-WEST-BLOG

犬・猫の水晶体脱臼とは?|突然見えなくなる原因・症状・治療と手術

【東京ウエスト動物病院|東京都小平市】

「急に目が赤くなった」「目を痛がる」「突然見えなくなった」
このような症状の原因の一つに、水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう)という病気があります。

水晶体脱臼は、目の中のレンズが正常な位置からずれてしまう病気です。

特に水晶体が前方に外れた場合は、強い痛みや緑内障を引き起こし、視力を失うことがあります。早急な診察が必要です。

■1.水晶体脱臼とは、どんな病気?
水晶体は、目の中でピントを合わせる透明なレンズです。
通常は細い糸のような組織(チン小帯)で支えられています
が、この組織が弱くなったり切れたりすると、水晶体がずれてしまいます。

目の中の水晶体と、
それを支えるチン小帯の位置

水晶体脱臼には、主に3つの状態があります。

●水晶体亜脱臼: 水晶体が正常な位置から部分的にずれた状態
●前方脱臼: 水晶体が虹彩(茶目)の前側に移動した状態
●後方脱臼: 水晶体が目の奥にある硝子体の中へ移動した状態

正常な水晶体と、
水晶体が部分的にずれた亜脱臼

前方脱臼では水晶体が虹彩の前に、
後方脱臼では目の奥へ移動します

特に前方脱臼では、目の中の水分の流れが妨げられ、眼圧が急激に上昇することがあります。

・犬・猫の緑内障について詳しくはこちら

■2.どんな症状が出るの?
次のような変化が見られることがあります。

・目が赤くなる
・目をショボショボさせる、痛がる
・涙が増える
・黒目の表面が白っぽく濁る
・瞳孔の形や見え方がいつもと違う
・物にぶつかる、急に見えにくくなる

初期には症状が目立たないこともあります。

特に、目の痛み・強い充血・急な視力低下がある場合は、当日中に動物病院を受診してください。

■3.犬と猫では、原因が違うの?
犬の場合
遺伝的に水晶体を支える組織が弱くなる「原発性水晶体脱臼」があります。

ジャック・ラッセル・テリアなどのテリア系犬種や、一部の犬種で発生しやすいことが知られています。また、白内障の進行、緑内障、眼内の炎症などが原因になることもあります。

遺伝性の水晶体脱臼では、片方の目に発症した後、反対側の目にも起こることがあるため、両目の定期的な検査が大切です。

・白内障を治療せずにいると、どうなるの?

猫の場合
犬とは異なり、慢性的な眼内の炎症(ぶどう膜炎)によって水晶体を支える組織が傷み、脱臼するケースが比較的多く見られます。

そのため、猫では水晶体の位置だけでなく、炎症の原因や緑内障の有無を調べることも重要です。

また、猫では房水誤流症候群(悪性緑内障)という病気によって、水晶体と虹彩が一緒に前方へ押し出され、眼圧が上昇することがあります。
これは水晶体脱臼とは異なる病気であり、眼科検査で見分けることが重要です。

・房水誤流症候群(悪性緑内障)についてはこちら

■4.どんな検査で診断するの?
眼科検査では、主に次のような点を確認します。

・細隙灯顕微鏡検査: 水晶体の位置や目の中の状態を詳しく観察する
・眼圧検査: 緑内障を起こしていないか調べる

・眼圧検査では何がわかるの?

・眼球超音波検査: 水晶体の位置や網膜など、目の内部を調べる

必要に応じて、視力に関わる反応や眼底の状態も確認します。

水晶体がどちらにずれているか、視力が残っているか、痛みや眼圧上昇があるかによって、治療方針が変わります。

■5.水晶体脱臼は治療できるの?
治療方法は、水晶体の位置と目の状態によって異なります。

① 前方脱臼の場合
緑内障や角膜の障害を起こしやすいため、緊急性の高い状態です。
眼圧が高い場合には、眼圧を下げる治療を行います。視力の維持や回復が期待できる場合には、水晶体を取り除く手術を検討します。

東京ウエスト動物病院では、水晶体脱臼に対する手術を行っています。目の状態や視力を詳しく調べ、適切な治療方法を判断します。

② 後方脱臼の場合
眼圧や炎症が落ち着いていれば、点眼治療や定期検査で管理できる場合があります。

ただし、後から前方へ移動したり、緑内障などを起こしたりする可能性があるため、継続的な観察が必要です。

③ 亜脱臼の場合
水晶体のずれが小さく、眼圧や炎症が落ち着いている場合は、点眼治療や経過観察を行うことがあります。

ただし、脱臼が進行したり、眼圧が上昇したりする場合には、当院でも水晶体摘出手術を含めた外科的治療を検討します。

なお、すでに視力が失われ、強い痛みが続く場合には、痛みを取り除くことを優先した外科治療を検討することもあります。

■6.視力は元に戻るの?
早期に発見し、適切な治療ができれば、視力を維持できる可能性があります。

ただし、水晶体を取り除いた場合、目の中のピントを合わせる力が弱くなるため、手術前と同じ見え方には戻りません。

また、水晶体を取り除いた後も、眼圧や炎症の管理が必要になることがあります。

大切なのは、見えなくなってからではなく、できるだけ早く目の状態を確認することです。

・犬・猫が突然見えなくなったときに考えられる病気

■7.気になる症状があれば、早めの眼科検査を
東京ウエスト動物病院では、眼科検査や眼圧測定、眼球超音波検査などを組み合わせ、水晶体の位置と目の内部の状態を詳しく確認します。

検査結果をもとに、視力を守る可能性と目の痛みを軽減する方法を考え、それぞれの犬・猫に合った治療方針をご相談します。

目の充血、痛み、突然の視力低下がある場合は、様子を見ずに早めにご相談ください。

Web問診はこちら – 東京ウエスト動物病院 TEL:042-349-7661   FAX: 042-349-7662

犬・猫の水晶体脱臼の検査・手術は、東京ウエスト動物病院へご相談ください。

 

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ

旧トーキョーウエストブログはこちら

旧スタッフこらむはこちら