去勢・避妊手術をお考えの方へ|東京都小平市学園東町の動物病院 - 東京ウエスト動物病院

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去勢・避妊手術をお考えの方へ

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去勢・避妊手術をお考えの方へ

当院では、健康体に実施する去勢・避妊などの予防手術の場合、健康体への手術ということで、飼主様の元に問題なく無事にお返しすることをゴールと考えています。

しかし、現実にはこのような手術であっても麻酔事故、手術事故が起こるリスクはあります。当院では、前検査から、手術器具器材の滅菌、麻酔管理、疼痛管理、術中・術後の管理、退院後のケア、抜糸まで一貫した流れの中で行い、その手術品質は他の手術のものと同じ内容をご提供しています。
去勢・避妊の手術は簡単なものというイメージがあるかもしれませんが、麻酔をかけ手術を行うという意味では、ペットへの負担は軽いものではありません。
少しでも体への負担を減らし、安全に行うために、当院では徹底した麻酔・手術の管理体制で対応しています。

去勢・避妊手術をご希望の方へ

About Surgery

01受診
まずは受診をお勧め致します。

聴診、視診、触診で全身のチェックを行います。手術をご希望の場合は、前検査を予定致します。
ご相談のみの場合は、後日の前検査となります。

02前検査
前検査は12時間前からの絶食をお願いします。

検査の内容は以下のようです。
(1歳以上の子の場合は、検査項目が増える場合があります。)

  • 血液検査 (血球計算、生化学9項目、電解質、血液塗抹検査)
  • 心電図検査
03予定調整
手術の予定を組みます。

前検査で問題がなければ、この日から2週間以内に手術の予定を組みます。
手術当日は、12時間前からの絶食と朝からの絶水をお願いします。

04手術当日
手術当日の流れ

午前中にお預かりし、午後に手術を行います。
術後は酸素ルームにて麻酔の覚醒を観察し、問題がなければ夕方にお迎えに来ていただき退院となります。
お家でのケアの仕方などをお伝えし、傷口の確認のための次回ご来院日を決めます。
この日は、麻酔から覚めて間もない状態なので、自宅でゆっくり過ごし、ご飯はいつもの半分量を柔らかくして与えて下さい。

05抜糸
手術からおよそ8~10日程度で、問題がなければ抜糸を行います。

去勢・避妊手術での費用について

前検査の費用

19,000円(税込)
(検診、採血、血球計算、血液塗抹検査、生化学10項目、電解質、凝固系3項目、心電図検査を含む)

手術の費用

(麻酔、心電図モニター、留置針、点滴、痛み止め注射、酸素ルーム、内服薬3日分、外用薬、エリザベスカラー代を含む)

去勢手術 避妊手術
20,500 25,000
~8Kg 22,000円 32,500
8.1 ~ 20Kg 31,300 36,500
20.1Kg~ 31,500 41,500

※そのほか、当日の初診料or再診料+一般検診料に別途費用(半日入院費用、抗生剤注射料金)が加わります。

総費用は、初診料or再診料+一般検診料+前検査費用+手術費用+別途費用 の合計となります。

[例] 再診猫の去勢手術の場合

再診料 880円
一般検診料 880円
前検査費用 19,000円
手術費用 20,500円
別途費用 3,740円~
合計 45,000円

去勢・避妊手術のメリット・デメリット

メリット

最大のメリットは、発情行動の抑止(発情期の大きな鳴き声やマーキング行動などを防ぐ、抑える、また、発情によるストレスの防止など)ですが、それと同じくらい大事なこととして別の病気の予防があります。
手術をしてない場合、高齢になるとオスでは、前立腺の病気、メスでは卵巣腫瘍、子宮蓄膿症、乳腺腫瘍などの病気が高率で起こります。去勢・避妊手術を行うことで、これらの病気の予防になります。また、猫の乳腺腫瘍はほとんどの場合、悪性で死に至る可能性のある病気です。
最初の発情の前に避妊手術を行った場合、かなりの確率で乳腺腫瘍を予防できるというデータがあります。
その他、発情しなくなることにより、型通りの手術を行ったにも拘わらず、術後に、一定程度、発情様の態度を示すことがあるという報告はあります。その原因はよくわかっていません。類卵巣様の組織があるためとも言われますが、本当のところは不明です。

デメリット

去勢・避妊手術をすることで、ホルモンの影響や発情行動が消えることでエネルギーを消費しなくなるので太りやすくなります。
手術前よりも食事カロリーを3割程度抑えた方が良いと言われています。

当院では、動物臨床栄養アドバイザー(1級)によるフードアドバイスを提供しています。
術後の体重管理のサポ-トは、体重、体脂肪率(犬)、ボディコンディションスコア、ご家庭での環境など考慮し一緒にサポートに当たります。
また、術後用に適したサンプルフードのサービスも行っています。

よくあるご質問

Q&A

申し込んだその日にできますか?

申し込んだ当日の手術は基本的にはできません。あらかじめの診察と前検査を受けていただき、その所見を確認して手術の日を決めます。
また、朝ご飯を食べていると手術はできません。延期となります。

その日に退院できますか?

基本的には、麻酔の覚めなど術後に問題がなければ当日退院して頂けます。
しかし、術後の体調の観察、傷口のケア、飲み薬の投与、外用薬の塗布、エリザベスカラーの装着などに自信がない、やったことがない、または仕事の都合でやれないなどの場合には入院でのケアをお勧め致します。

去勢・避妊手術はいつからできますか?

一般的に、生後6ヶ月前後以降であれば実施できます。メスであれば、最初のヒート(発情)の後、これは体が内分泌ホルモン的に成熟したことを示すことから、この時期を過ぎて行うという考え方です。一方、この時期に達する前に行うという考え方もあります。どちらかでなければいけないということはないようです。
当院では、生後6ヶ月以降をお勧めしています。

持病があって去勢・避妊手術ができない、という場合もありますか?

時間がとてもかかったり、大量の出血が予想されるような手術ではないので、よほどの状態でない限り問題はありません。
例えば、心臓に奇形があって血圧が保てない、出血傾向がある、ウイルス性疾患が陽性で発症させるリスクがある、麻酔を解毒する腎臓や肝臓に重大な疾患があるなどの場合は、手術はしない、あるいは、対策をとりながら行うといったことは考えられます。
このような問題点は、前検査で全身を精査することで見つけることはできます。

病気になっていない臓器を摘出することに不安があり、手術しなくても良いのでしょうか?

確かにそう考える方もいらっしゃいます。飼主様の気持ちが第1優先です。ただ、デメリットについてはお伝えするようにしています。その上での飼主様の最終判断に沿っていきます。
発症したら重病になってしまう病気を予防できることや発情行動を抑止できる可能性が高いなど、メリットも十分にありますので、そのことにも触れてお伝えしていくようにしています。

当院での去勢・避妊手術の特徴

Surgery features

去勢手術は、精巣を全摘出する手術です。鼠径部の皮下やお腹の中に残っている場合は、皮膚切開や開腹手術にて取り出します。

避妊手術は、開腹して卵巣(左右)と子宮、または卵巣のみ(左右)を摘出する手術ですが、当院では前者の卵巣子宮全摘出手術をルーティンに行っています。

当院での大きな特徴として、お腹の中に残る切除断端面には糸は使いません。シーリングデバイス(オリンパスのソノサージ)を使い、組織を蒸着凝固して止血離断します。縫合糸反応がない術式を取り入れています。手術の時短にもつながります。

術後に気を付けること

術後は傷口をいじらないようにエリザベスカラーなどを装着しますが、そのストレスで食事をしなかったり、トイレに行かなくなってしまうこともあります。そのような場合は、飼い主さんが見ている時だけ一時的にエリザベスカラーを外してあげてもいいでしょう。ただ、必ず再装着するようにして下さい。目を離した隙に術創を舐め壊して、傷口が開いてしまうことがあるからです。
抜糸は、順調にいけば8~10日程で行います。抜糸が済むまでは、遠出やペットホテルに預けるなどは止めておいた方が良いでしょう。
抜糸が必要ない術式もありますが、傷口の状況観察、発赤や化膿があるかどうかの観察は必要です。
また、多頭飼育をしていて、他の子が傷口を舐めてしまうようであれば、部屋を分けるなどの隔離や入院を考えていただくことになります。

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