去勢・避妊手術のメリット・デメリット
メリット
最大のメリットは、発情行動の抑止(発情期の大きな鳴き声やマーキング行動などを防ぐ、抑える、また、発情によるストレスの防止など)ですが、それと同じくらい大事なこととして別の病気の予防があります。
手術をしてない場合、高齢になるとオスでは、前立腺の病気、メスでは卵巣腫瘍、子宮蓄膿症、乳腺腫瘍などの病気が高率で起こります。去勢・避妊手術を行うことで、これらの病気の予防になります。また、猫の乳腺腫瘍はほとんどの場合、悪性で死に至る可能性のある病気です。
最初の発情の前に避妊手術を行った場合、かなりの確率で乳腺腫瘍を予防できるというデータがあります。
その他、発情しなくなることにより、型通りの手術を行ったにも拘わらず、術後に、一定程度、発情様の態度を示すことがあるという報告はあります。その原因はよくわかっていません。類卵巣様の組織があるためとも言われますが、本当のところは不明です。
デメリット
去勢・避妊手術をすることで、ホルモンの影響や発情行動が消えることでエネルギーを消費しなくなるので太りやすくなります。
手術前よりも食事カロリーを3割程度抑えた方が良いと言われています。
術後の体重管理のサポ-トは、体重、体脂肪率(犬)、ボディコンディションスコア、ご家庭での環境など考慮し一緒にサポートに当たります。
また、術後用に適したサンプルフードのサービスも行っています。