犬、猫の角膜潰瘍の外科的治療ー目に強い東京ウエスト動物病院|東京ウエスト動物病院|東京都小平市学園東町の動物病院

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犬、猫の角膜潰瘍の外科的治療ー目に強い東京ウエスト動物病院

角膜の傷が大きくて、深い傷だったり、角膜に穴があいて(角膜穿孔)目が虚脱してしまった場合の外科的治療について簡単に紹介します。

角膜の傷が浅いケースでは治癒促進が主となりますが、深い深刻なケース、例えば、角膜が破けそうな状態、破けてしまったようなケースでは、傷ついた角膜を被うフラップ手術を行い、角膜を保護し治癒に誘導することがあります。

フラップ手術を施すことでの効果
1.傷の治りが早くなる。

2.角膜本来の透明感を取りもどす、つまり、より見えやすくする。
3.フラップをかける際に、眼球を圧迫しないようにし、眼球の本来の丸さを保つ(目ストレス緩和を第1に考える)。それにより、眼内炎症による組織癒着を防ぎ、眼圧上昇や眼球の変形など起こさないようにする。

3種類の角膜フラップ手術の実例
当院での術式は、角膜の傷の重症度に応じて3種類の方法を使い分けています。

1.角膜表層の比較的浅い傷に対するケア
障害が浅く、軽い場合は、上下の瞼を利用した眼瞼フラップ処置を用います。

また、フラップではないですが、角膜用のコンタクトレンズを使用することもあります。レンズには青色のマーカーが付いています。

2.角膜が破けそうな深い傷に対するケア
障害が深く、破けそうな角膜に対する処置で、瞬膜と球結膜を利用するフラップ手術です。

傷ついた角膜の表層は瞬膜の裏面(粘膜面)で被われています。このため角膜に癒着しません。

3.角膜が破けて(穿孔)、眼球虚脱の状態に対するケア
破けた角膜に対するフラップ手術です。
球結膜を傷ついた角膜の全周囲に縫い付けてあります。


当院では、目の本来の『視る力を取り戻す』ことを目標に、あきらめない眼科治療をめざしています。

Web問診はこちら – 東京ウエスト動物病院 TEL:042-349-7661   FAX: 042-349-7662
角膜フラップ手術の考え方 – 2009年06月29日

 角膜に傷がある時の兆候(おうちでの観察ポイント)
角膜は神経が多いため傷つくと痛みが出ます。軽度な場合は、眩しそうに目を細めたり、涙が多くなったり、白目の部分が赤くなることも多いです(赤目)。もう少しひどくなると、前足で目を擦ろうとしたり、擦りつけようとすることもあります。もっとひどくなったり、破けた時は、目は開かなくなり、目の中の水(房水)や組織が一部出てくることもあります。

Web問診はこちら – 東京ウエスト動物病院 TEL:042-349-7661   FAX: 042-349-7662

角膜潰瘍に強い東京ウエスト動物病院

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