トーキョーウエストブログ
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【東京ウエスト動物病院 東京都・小平市】
「愛犬のPRAを遺伝子検査で調べたい」
「検査が陰性なら、将来も目は大丈夫?」
「眼底検査やERGも必要なの?」
このような疑問をお持ちの飼い主様もいらっしゃると思います。
PRA(進行性網膜萎縮)は、目の奥にある網膜の働きが徐々に低下する、主に遺伝性の病気です。
遺伝子検査はPRAの診断に役立ちますが、それだけですべてのPRAを診断できるわけではありません。
大切なのは、遺伝子検査・眼底検査・ERGの違いを理解することです。
■ 1.遺伝子検査で何がわかる?
犬のPRAにはいくつものタイプがあり、犬種によって原因となる遺伝子が異なります。
遺伝子検査では、主に口の中の粘膜や血液を採取して、PRAに関係する特定の遺伝子変異を調べます。
発症前から病気の遺伝的なリスクを知ることができ、繁殖を考える際にも役立ちます。
ただし、重要な注意点があります。
陰性: 検査した遺伝子変異は見つからなかった。ただし、別のタイプのPRAまで否定できるわけではありません。
陽性: 検査した遺伝子変異が見つかった。ただし、遺伝形式によって発症リスクは異なり、現在の視力がわかるわけではありません。
例えば、劣性遺伝のPRAでは、変異を1つだけ持つ犬は通常、保因犬(キャリア)となり、発症しません。
つまり、遺伝子検査は「病気に関係する遺伝子」を調べる検査であり、「今、見えているか」を調べる検査ではありません。
●日本でもPRAの遺伝子検査は受けられる?
日本国内でも、犬のPRA遺伝子検査を受けることができます。
VEQTA(ベクタ)
https://www.veqta.jp/service/dog-test
BioArt(日本小動物繁殖研究所)
https://bioart.or.jp/genetest/
両社では、犬種や対象となる遺伝子変異に応じたPRAの遺伝子検査が行われています。
※ VEQTAでは、口腔粘膜または血液による検査が可能です。飼い主様からの申し込みにも対応しています。
※ BioArtのPRA遺伝子検査は繁殖事業者様向けであり、一般飼い主様からの直接依頼や、動物病院を経由した患者様の検査依頼には対応していません。(BioArtに確認済み)
東京ウエスト動物病院では、遺伝子検査を含め、眼底検査・ERG(網膜電図検査)などを組み合わせた総合的なPRA検査を受け付けています。
遺伝子検査だけでは、現在の網膜の状態や働きまではわかりません。愛犬に適した検査を選び、総合的に判断することが大切です。
PRAが心配な方、遺伝子検査をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
■ 2.眼底検査では何がわかる?
眼底検査は、目の奥にある網膜や血管、視神経の状態を直接観察する検査です。
PRAが進行すると、
・網膜の血管が細くなる
・眼底の光の反射が強くなる
・視神経の部分が白っぽく見える
などの変化が現れることがあります。
ただし、PRAの初期には、眼底に明らかな異常が見られないこともあります。
■ 3.ERG検査では何がわかる?
ERG(網膜電図検査)は、光を当てたときに網膜が出す電気信号を調べる検査です。
簡単に言えば、「網膜がきちんと働いているか」を調べます。
ERGでは、眼底に目立った異常が現れる前から、網膜の機能低下を確認できる場合があります。
また、白内障などで目の奥が見えにくい場合にも役立ちます。
ただし、ERGだけですべての網膜疾患を区別したり、犬がどの程度見えているかを正確に測ったりできるわけではありません。
■ 4.3つの検査はどう違う?

3つの検査は、調べている内容が異なります。
犬種、年齢、症状、遺伝子検査の結果などを考慮し、必要な検査を組み合わせることが大切です。
■ 5.どんなときに眼科検査が必要?
次のような変化があれば、一度眼科検査を受けることをおすすめします。
✔夜の散歩で歩きにくそうにする
✔暗い場所で立ち止まる
✔家具や壁にぶつかる
✔家族にPRAと診断された犬がいる
✔遺伝子検査の結果が気になる
なお、PRAは一般的にゆっくり進行し、通常は目の痛みを伴いません。
突然見えなくなった、目が赤い、痛そうに目を細める場合は、PRA以外の緊急性の高い病気も考えられます。できるだけ当日中に受診してください。
犬が突然見えなくなる病気の一つ、SARDSについてはこちらをご覧ください。
・犬が突然見えなくなるSARDS(サーズ)とは?
■ 6.東京ウエスト動物病院の眼科診療
当院では、眼底検査やERG(網膜電図検査)などを組み合わせ、網膜の状態と働きを確認しています。
「遺伝子検査では異常がないのに、見えにくそう」
「白内障があるけれど、網膜は働いているの?」
こうした疑問にも、目の状態に合わせた検査をご提案しています。
遺伝子検査の結果だけで判断せず、愛犬の『今の網膜の状態や働き』を確かめることが大切です。目の見え方が気になりましたら、東京ウエスト動物病院へご相談ください。

Web問診はこちら – 東京ウエスト動物病院 TEL:042-349-7661 FAX: 042-349-7662
犬のPRA・網膜の検査なら、東京ウエスト動物病院へご相談ください