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ERG検査|白内障手術前に「網膜が働いているか」を調べます
【東京ウエスト動物病院 東京都・小平市】
✔ 目が白くなってきた
✔ 暗いところで歩きにくそう
✔ 物にぶつかるようになった
✔ 白内障手術をすれば見えるようになるのか知りたい
このようなとき、目の表面だけでなく、目の奥にある網膜がきちんと働いているかを調べることが大切です。
東京ウエスト動物病院では、網膜の働きを調べる検査のひとつとして、ERG(網膜電図検査)を行っています。
網膜とは?
網膜は、目の奥にある薄い神経の膜です。
カメラで例えると、目に入ってきた光を受け取るイメージセンサーのような役割をしています。
角膜や水晶体がきれいでも、網膜が十分に働かなければ正常に見ることはできません。
ERG検査とは?
ERGは、網膜に光を当てたときに生じる、ごく小さな電気反応を測る検査です。
心臓の働きを心電図で調べるのと同じように、網膜の働きを波形として記録します。

ERG検査で使用するコンタクトレンズ型の電極
角膜に装着し、光刺激に対する網膜の
電気反応を記録します
この検査によって、
■網膜が光に反応しているか
■網膜機能が低下していないか
■左右の目で差がないか
などを調べることができます。
どのようなときにERGを行うの?
① 白内障手術の前
白内障が進むと、水晶体が白く濁り、その奥にある網膜を直接見ることが難しくなります。
白内障を手術できれいにしても、網膜の機能が失われていれば十分な視覚回復が期待できない場合があります。
そのため、白内障手術前には、
「この目の網膜は、まだ光を感じる力を保っているか」
を確認することが重要です。
② 眼底を見ることができないとき
白内障のほか、角膜の強い濁り、眼内の出血、硝子体の混濁などによって眼底が見えにくい場合でも、ERGによって網膜の働きを機能面から調べることができます。
目の奥を直接観察する「眼底検査」については、こちらの記事「ペットの眼底検査では何がわかる?」で詳しく解説しています。
③ 網膜の病気が疑われるとき
犬では、進行性網膜変性(PRD)や進行性網膜萎縮(PRA)など、網膜の働きが徐々に低下する病気があります。
「夜の散歩を嫌がる」
「暗い場所で動きにくそう」
「物にぶつかる」
といった症状がきっかけになることがあります。
ERG検査はどのように行うの?
まず暗い環境で目を慣らす暗順応を行います。
その後、必要に応じて鎮静や点眼麻酔を行い、角膜にERG用のコンタクトレンズ電極を装着します。
目に光を当て、そのとき網膜から発生する電気反応を記録します。
実際の症例

この子は、
右目には網膜剥離があり、ERG検査では網膜からの反応は認められませんでした。
一方、左目には白内障はありましたが、ERGでは正常な反応が確認でき、網膜機能が保たれていると判断されました。
実際のERG波形
右眼では明らかな網膜反応を認めず、
左眼ではa波・b波が確認されています
右目の眼底検査では、下の写真のように全剥離が見られていました。
右眼の眼底所見
網膜が剥離し、白い膜状に浮き上がっている様子が
確認できます。
未熟白内障がある左目では、ERG検査で網膜機能は保たれていることが確認されました。その結果を含め、ほかの眼科検査と総合的に評価し、白内障手術に向けて準備を進めました。

ERGが正常なら必ず見える?
ERGが正常でも、必ず正常に見えるとは限りません。
ERGは網膜の「働き」を調べる検査です。網膜が剥がれているか、眼内にどのような形の異常があるかは、眼底検査や眼球超音波検査などで確認します。
見るためには、
角膜 → 水晶体 → 網膜 → 視神経 → 脳までが正常に働く必要があります。
ERGは、その中でも主に網膜の機能を調べる検査です。
そのため当院では、ERGだけでなく、眼圧検査、スリットランプ検査、眼底検査、超音波検査などを組み合わせて総合的に判断します。
こんな症状があればご相談ください
目が白くなってきた
暗いところで歩きにくそう
物にぶつかる
瞳孔が開いたままに見える
急に見えなくなったように感じる
白内障手術を検討している
網膜の状態を詳しく調べたい
東京ウエスト動物病院では、角膜や水晶体だけでなく、眼底・網膜を含めた目全体の状態を評価する眼科診療を行っています。
見え方が気になる場合や、白内障手術をご検討の場合はご相談ください。
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Web問診はこちら – 東京ウエスト動物病院 TEL:042-349-7661 FAX: 042-349-7662
犬の白内障・網膜・見え方の異常は、東京ウエスト動物病院へご相談ください