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【東京ウエスト動物病院 東京都・小平市】
「白内障の手術をすれば、また見えるようになるの?」
犬や猫の白内障で、飼い主様が最も気になることではないでしょうか。
白内障手術は、白く濁った水晶体を取り除く手術です。しかし、目の奥にある網膜が十分に働いていなければ、手術をしても見えるようにならないことがあります。
そのため、手術前には網膜の状態を詳しく調べることが大切です。
■1.白内障と網膜には、どんな関係があるの?
目の仕組みは、カメラによく似ています。

水晶体: 光を通し、ピントを合わせるレンズ
網膜: 光を感じ取るセンサー
視神経: 目で受け取った情報を脳へ伝える神経
白内障では、水晶体が白く濁り、光が通りにくくなります。
手術で水晶体の濁りを取り除いても、網膜や視神経などに大きな異常があれば、十分な視力回復は期待できません。
つまり、白内障だけでなく、目の奥まで調べることが重要なのです。
■2.白内障手術前に行う3つの検査
当院では、必要に応じて次の検査を組み合わせ、網膜の働きや眼球内部の状態を確認します。
① 眼底検査|網膜を直接見る
目の奥にある網膜や視神経、血管を観察する検査です。
網膜の変性・萎縮、出血、剥離などがないかを調べます。
ただし、白内障が進むと、水晶体の濁りによって網膜が見えにくくなることがあります。
眼底検査について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
・ペットの眼底検査では何がわかる?
② ERG(網膜電図検査)|網膜の働きを調べる
目に光を当て、網膜がどの程度反応するかを電気信号で調べます。
白内障によって網膜が直接見えなくても、網膜の働きを確認する手がかりになります。
ERG検査の方法や実際の検査結果は、こちらの記事で紹介しています。
・ペットの網膜の病気とERG検査
③ 眼科超音波検査(エコー)|目の奥の構造を調べる
超音波を使って、眼球内部の状態を確認します。
特に網膜剥離や硝子体の異常、水晶体の位置などを調べる際に役立ちます。
この3つの検査は、それぞれ役割が異なります。
「網膜の見た目」「網膜の働き」「目の奥の構造」を組み合わせて調べることで、手術の適応をより慎重に判断できます。

■3.ERGが正常なら、手術後は必ず見えるの?
いいえ。必ず見えるとは限りません。
ERGで網膜の反応が良好でも、視神経の病気や、そのほかの眼の異常がある場合には、視力が十分に回復しないことがあります。
また、ERGの反応が弱い場合も、白内障の濁りの影響などを考慮する必要があります。
検査結果を一つだけで判断せず、目全体の状態から手術の適応を検討することが大切です。
白内障手術後の見え方や注意点については、こちらの記事もご覧ください。
・白内障手術後に、ペットの目が再び見えなくなることはありますか?
■4.白内障があれば、すぐ手術するの?
白内障があっても、すべての犬や猫に手術が必要なわけではありません。
白内障の進行程度、網膜の働き、眼内の炎症、眼圧、全身状態などを確認して判断します。
特に糖尿病の犬では、白内障が急速に進むことがあります。手術を検討する際には、血糖管理など全身状態の評価も重要です。
猫では、眼内の炎症などが白内障の原因となる場合もあり、原因を調べることが大切です。
手術の適切な時期は、その子によって異なります。
■5.こんな症状があれば眼科検査を
✔目が白く濁ってきた
✔家具や壁にぶつかるようになった
✔暗いところで歩きにくそう
✔白内障手術で見えるようになるか知りたい
このような場合は、早めの眼科検査をおすすめします。
特に、突然見えなくなった、目が赤く痛そう、強く目を細めるなどの症状がある場合は、白内障以外の緊急性のある病気も考えられるため、当日中の受診が必要です。
■6.東京ウエスト動物病院の白内障手術前検査
東京ウエスト動物病院では、犬・猫・うさぎの眼科診療と白内障手術を行っています。
白内障手術を検討する際には、眼底検査、ERG、眼科超音波検査などを必要に応じて組み合わせ、目の奥の状態まで詳しく調べます。
大切なのは、「手術ができるか」だけでなく、「手術によって見える可能性があるか」を慎重に見極めることです。
白内障や見え方について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
初めて眼科を受診される方は、こちらで診察の流れをご確認いただけます。
・眼科の初診の患者様に
Web問診はこちら – 東京ウエスト動物病院 TEL:042-349-7661 FAX: 042-349-7662
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