犬・猫の網膜脈絡膜炎とは?|目の奥に起こる炎症と全身の病気|東京ウエスト動物病院|東京都小平市学園東町の動物病院

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犬・猫の網膜脈絡膜炎とは?|目の奥に起こる炎症と全身の病気

【東京ウエスト動物病院 東京都・小平市】

「最近、物にぶつかるようになった」
「目はきれいなのに、見えにくそう」
「眼底検査で目の奥に炎症があると言われた」

このような場合、網膜脈絡膜炎(もうまくみゃくらくまくえん)という病気が関係していることがあります。

網膜脈絡膜炎は、目の奥にある網膜や脈絡膜に炎症が起こる病気です。感染症や免疫の異常などが関係することがあり、目だけでなく、全身の病気が隠れている場合もあります。

今回は、その症状・原因・検査・治療について、わかりやすく解説します。

1.網膜脈絡膜炎とは?
目の奥には、「網膜」と「脈絡膜」という大切な組織があります。
網膜:カメラのセンサーのように、光を感じ取る部分です。
脈絡膜:網膜の外側にあり、血液を通して酸素や栄養を届ける部分です。

この2つの組織は隣り合っていて、炎症は互いにすぐに波及しやすい特徴がありますが、この炎症が起こる病気を、網膜脈絡膜炎と呼びます。

炎症が小さいうちは症状が目立たないこともありますが、広い範囲に及ぶと視力が低下する場合があります。

眼球の断面図で網膜と脈絡膜の位置を示す

2.どんな症状が出るの?
次のような変化がみられることがあります。
・家具や壁にぶつかる
・暗い場所で歩きにくそう
・段差を怖がる、ジャンプをためらう
・急に見えにくくなる
・瞳孔が大きく開いたままになる

ただし、網膜脈絡膜炎があっても、見た目にはほとんど異常がなく、眼底検査で初めて見つかることもあります。

また、炎症が強い場合には網膜剥離などを伴い、急に視力が低下することもあります。

関連記事:「犬・猫が突然見えなくなったら?|目・網膜・視神経・脳のどこに原因がある?」

3.原因は? 感染症や全身の病気と関係するの?
網膜脈絡膜炎には、さまざまな原因があります。

① 感染症
犬では犬ジステンパーや一部の真菌感染症、猫ではトキソプラズマ症や猫伝染性腹膜炎(FIP)などが関係することがあります。

② 免疫に関係する炎症
体を守る免疫の働きが異常となり、目の中に炎症を起こす場合があります。原因を特定できないケースもあります。

③ その他の全身疾患
全身性の炎症や腫瘍などが、目の奥の異常に関係する場合もあります。
また、高血圧や腎臓病でも網膜に異常が起こることがあります。
ただし、高血圧による網膜障害と網膜脈絡膜炎は同じ病気ではありません。

高血圧によって眼底出血や網膜剥離が起こる場合もあるため、炎症なのか、血管の障害なのかを見分ける必要があります。

関連記事:「猫が突然見えなくなった|高血圧による網膜剥離・眼底出血に注意」

4.どのような検査をするの?
まず大切なのが眼底検査です。
目の奥を観察して、
✔網膜や脈絡膜に炎症がないか
✔炎症が現在も続いているか、過去の跡なのか
✔出血や網膜剥離を伴っていないか
などを確認します。

必要に応じて、眼圧検査、血圧測定、血液検査、感染症検査、眼科超音波検査などを組み合わせ、原因を調べます。

正常な眼底と網膜脈絡膜炎の眼底を比較するイメージ画像

関連記事:「ペットの眼底検査では何がわかる?」

5.治療すれば見えるようになるの?
治療方法は原因によって異なります。

感染症が原因なら、その病原体に対する治療を行います。感染症以外の免疫に関係する炎症では、原因や全身状態を確認したうえで、炎症を抑える治療を検討します。

治療によって炎症が治まっても、網膜に強い障害が残ると、視力が十分に回復しないことがあります。

そのため、早期に原因を調べ、適切な治療につなげることが大切です。

6.こんなときは早めに受診してください
特に、次のような場合には注意が必要です。

✔昨日まで普通だったのに、突然見えなくなった
✔急に家具や壁にぶつかるようになった
✔瞳孔が大きく開き、光への反応が弱い
✔目を痛がる、赤くなる、元気や食欲も低下している

突然の視力低下がある場合には、できるだけ当日中に受診してください。

また、全身の感染症や免疫に関係する病気を治療中の場合も、必要に応じて目の奥まで調べることが大切です。

目の奥の炎症・網膜の異常が気になるときは、東京ウエスト動物病院へ

網膜脈絡膜炎は、目の表面を見ただけではわからないことがあります。

東京ウエスト動物病院では、眼底検査をはじめとする眼科検査と全身状態の評価を組み合わせ、目の奥の異常や視力低下の原因を調べています。

「最近、見えにくそう」「目の奥に炎症があると言われた」など、気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

Web問診はこちら – 東京ウエスト動物病院 TEL:042-349-7661   FAX: 042-349-7662
犬・猫の目の奥の炎症・網膜の異常なら、東京ウエスト動物病院へ

 

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