トーキョーウエストブログ
TOKYO-WEST-BLOG
トーキョーウエストブログ
TOKYO-WEST-BLOG
今回は、皮膚のかゆみを主訴に来院された2歳の柴犬(男の子、10.8kg)の事例をご紹介します。
🔍 初診時のようす
来院時、胸やお腹に赤みの強い皮膚炎が見られ、飼い主さまも「夜もかゆがって眠れないことがある」と心配されていました。スタンプ検査ではマラセチア(酵母菌の一種)が少量確認され、これも皮膚炎の一要因と考えられました。
💊 治療のスタート
真っ赤な皮膚炎やマラセチアに対する対症治療を行いながら、アトピー性皮膚炎の可能性も考慮し、細菌感染、マラセチア感染、アトピー性皮膚炎、内分泌系疾患など多方面からの要因を考え治療プログラムを提案していきました。
初診時では、急性炎症の抑制、原因に対する対症療法から始め、
・サイトポイント注射(かゆみの根本を抑える注射)
・アポキル内服薬(かゆみを素早くやわらげるお薬)
・アタラックス(補助的にかゆみをコントロール)
につなげていきました。
📸 治療前と治療後の比較
写真をご覧ください。治療前、治療中、治療後のものです。
👉治療前では、赤みが強く、舐めてしまったような皮膚炎が強く見られます。
👉治療中、赤みは引き、治療後では、毛も生えそろい皮膚の状態もなめらかになっています。
現状、皮膚の赤みは引き、かゆみもすっかり落ち着きました。飼い主さまからも「最近はぐっすり眠れているようで安心しました」とうれしいご報告をいただいています。
🐾 今後のフォロー
今後は、皮膚の状態を維持するための定期的な注射や飲み薬、当院でのマイクロバブルバス&スキンケア、サプリメントのアドバイスを行いながら、再発予防に努めていきます。
このように、皮膚炎の原因がひとつだけでなく複数関わっていることも多く、それぞれに合わせたアプローチが大切です。わんちゃんのかゆみや皮膚のトラブルでお悩みの方は、是非ご相談ください。
やさしく、あたたかい、確かなペット医療を!!
東京ウエスト動物病院 TEL:042-349-7661 FAX: 042-349-7662
皮膚病 皮膚科 に強い東京ウエスト動物病院