トーキョーウエストブログ
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沈黙の病気とも言われ、血管の多い臓器、目、腎臓、脳、心臓(循環器系)が障害標的臓器となる高血圧症は怖い病気です。
高血圧症はシニアの猫によく見られる所見ですが、その状態を診断するのには血圧測定が有用です。私たちは、7歳~の猫においては外来での血圧検査を推奨しています。
高血圧は、体の多くの部分に影響を与える可能性がありますが、特に、血管が多い臓器が障害を受けやすいとされています。それらの臓器は標的臓器と言われています。
4つの標的臓器:
・ 目(失明)
・ 心臓および血管系(心不全)
・ 脳(出血、意識障害)
・ 腎臓(腎不全)
早期発見、早期治療は大切で、気づかずにいると、この沈黙の病気は深刻な状態につながり、時には死に至る可能性も出てきます。血圧を計ることで発見できます。
多くのケースで、慢性腎臓病や甲状腺機能亢進症などの疾患に続発する高血圧症として発症することも知られています。
原発性としての高血圧症は、原因不明の特発性として20%の猫に見られ、続発性の高血圧症の猫では、高血圧症を示す猫の74%以上が慢性腎臓病を持ち、慢性腎臓病を示す猫の65%以上が高血圧症を持つことが知られています。
治療は、収縮期圧(最高血圧)を下げる事が大事なファーストステップです。
7歳以上のシニアの子では、血圧を計りましょう!!! – 東京ウエスト動物病院
Web問診はこちら – 東京ウエスト動物病院 TEL:042-349-7661 FAX: 042-349-7662