トーキョーウエストブログ
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こんなにたくさんの結石が膀胱の中にたまることもあるんだなぁ~って実感しました。
今回は、猫の膀胱(ぼうこう)結石(けっせき)の話題です。
下の画像は、猫のお腹の中の膀胱(ぼうこう)に石がたくさん詰まっている様子を示しています。
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下の画像は、手術で取り出した石たちです。なんと88個。

この石の成分は98%以上がリン酸アンモニウム・マグネシウム、いわゆるストルバイトでした。
最後の下の画像は、術後の腹部、膀胱のレントゲン写真です。結石はかくにんできません。全て摘り除かれています。
結石はありません。
現在は血尿や膀胱痛、排尿異常などの症状から解放されています。
この子は12年前に当院で尿道粘膜を利用した会陰(えいん)尿道ろう形成術を行っています。
当初診時、ストルバイトが尿道の先に詰まり、尿閉(にょうへい、FLUTD)を起こし おしっこができず困っていました。
このFLUTDの治療・再発予防のために尿道粘膜を利用した手術を行ったのですが、ある時からマグネシウム含有量が通常量のフードが与えられていたため、今回のような事態に(結晶から石へと)なってしまったと思われます。
今回の手術後は、低マグネシウムの処方食中心のフードに切り換え、予防に徹していただいています。
再々、苦しい思いをしないように・・・。

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