当院では、眼科診察室を設け、多くの目の治療を行っています。
当院の眼科診療は院長の14年間にわたる(現)日本獣医生命科学大学での教育・研究、執筆、国内外での講演、および同大病院(現 動物医療センター)での診療担当(眼科、外科、内科など)、(特に、眼科は附属病院での初代担当として診療体制を作る)がベースにあり、それに開院22年余の眼科診療、執筆、国際学会への参加の実経験を積み重ねながら(計36年間)、当たっているものです。
このページでは、下記の2種類の症状について紹介しています。
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eye check
当院では、眼科診察室を設け、多くの目の治療を行っています。
当院の眼科診療は院長の14年間にわたる(現)日本獣医生命科学大学での教育・研究、執筆、国内外での講演、および同大病院(現 動物医療センター)での診療担当(眼科、外科、内科など)、(特に、眼科は附属病院での初代担当として診療体制を作る)がベースにあり、それに開院22年余の眼科診療、執筆、国際学会への参加の実経験を積み重ねながら(計36年間)、当たっているものです。
このページでは、下記の2種類の症状について紹介しています。
結膜の充血のように目の外側が赤い(赤目、レッドアイ)場合や眼内出血、網膜出血など中が赤い場合があります。
目そのものの病気のほか、白血病、甲状腺機能亢進症、ウイルス性感染症など全身性疾患に伴なって見られる場合もあります。
痛みを伴なう場合は目をかくこともあります。
痛みを伴なわない場合もあります。
代表的なものは、チェリーアイ(Cherry Eye)でしょう。若い子に多く見られます。
希に、猫にも見られます。
目頭に赤い物がポコンと見られます。
目が赤くなり、メヤニが出るようになり、目を掻くこともあります。
遺伝的要素があります。
後日、反対の目もチェリーアイになることがあります。
取らずに、元の位置にきちんと整復させることが大切です。
間違って取ってしまうと、後々ドライアイになってしまう可能性が高くなります。
目の表面が痛い場合と目の中が痛い場合があります。
目を閉じたり、涙が出ることが多い。
前足でこすったり、物にこすりつけることもあります。
白目(結膜)の部分は赤く、充血していることもあります。
ひどい場合は食事を食べないこともあります。
結膜の充血のように目の外側が赤い(赤目、レッドアイ)場合や眼内出血、網膜出血など中が赤い場合があります。
目そのものの病気のほか、白血病、甲状腺機能亢進症、ウイルス性感染症など全身性疾患に伴なって見られる場合もあります。
痛みを伴なう場合は目をかくこともあります。
痛みを伴なわない場合もあります。
手でしきりに目のあたりをか(掻)くしぐさをします。片手でだったり、両手でだったりします。
目をこすりつけることもあります。
メヤニが増えたり、目の周りの皮膚が赤くなったり、毛が薄くなったりします。
結膜炎、眼瞼炎など
よくあるものにドライアイ(乾性角結膜炎)があります。
この病気は非常に多くみられますので、ここに取り上げることにしました。
一見して、目は乾燥気味で、メヤニが多く、痛がっている(つぶり気味、前足でかくなど)ことが多い。
大きな要因は涙の分泌量低下と蒸発亢進です。
遺伝的要素もあります。
咬傷や打撲(交通事故、転落など)で見られます。
喧嘩による咬傷では様々な症状が出ます。
最もひどい場合は、目が飛び出して(眼球脱出)、眼内出血もひどく、視神経や血管系、眼輪筋系も断裂する場合もあります。
視力の低下や失明にならないようにしなければいけません。
眼球突出(脱出)症、眼球陥没、角膜潰瘍、眼球裂傷など
目の表面(角膜)が白い場合と白内障のように目の中が白い場合があります。
通常、痛みは軽いか、ない場合が多い。
視力障害が出ることもあります。
先天性、後天性の場合があります。
左右の瞳孔の大きさに差がある場合は、左右どちらの目が大きいのか、小さいのかをよく見て下さい。
診察を受けるに当たっては、大きい方が正常なのか、小さい方が正常なのかを見極めてもらうことが大切です。
痛みがある場合とない場合があります。
緑内障が潜んでいることもあります。
緑内障、ブドウ膜炎など
もともと涙の分泌量が多い子もいます。 何らかの病的状況があり、そのために涙が出る場合もあります。 ウルウル目になったり、目の下側や周りの毛が広い範囲でぬれることもあります。 目頭に茶色っぽく『涙やけ』のあとができることもあります。
涙液量が多い、涙管がつまっている、涙点がない、目に刺激がある、目に痛みがあるなど
痛みを伴なう場合と、痛みはない場合があります。
失明は、痛みと共に、すぐ出る場合、3日ほどで出る場合、数ヶ月かけて徐々に出てくる場合があります。
痛みがひどい場合は、目を閉じて立ち尽くし動けなくなることもあります。
食欲もなくなります。
痛みがない場合は、目は割りときれいなことが多い。
遺伝的要素もあります。
少量で白っぽかったり、グレー色ならまあまあ大丈夫でしょう。
緑色で量が多く、ドロっとしている時は要注意です。
目そのものの病気のほか、ウイルス性感染症など全身性疾患に伴なって見られる場合もあります。
結膜炎、ドライアイ、全身性の感染症など
目の中で出血などが起こっている状態です。
眼内出血、腫瘍、全身の出血傾向など
出会い頭でのけんか、猫にひっかかれた、など。
眼球裂傷など
犬同士のけんかや興奮で起こることがあります。
眼球脱出
目が破れて中の房水が出ている状態です。
角膜穿孔、眼球虚脱など